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ぎちりぎちりと軋む階段をおりながら思考する。
随分早く起きてしまった。この時間をどう使おうか、と。
そう考える脳には、ゲーム画面のようにいくつかの選択肢が浮かぶ。
1、 まずは朝食をとる。
2、 新聞を取ってきて、じっくりと読む。
3、 二度寝する。
(さて、どうしたものか?)
「2の新聞は俺らしくないしな」
自慢ではないが、新聞など生まれてこのかた読んだ回数は数える程しかない。
淳司はとにかく文字が乱雑に書いてある書物が嫌いだ。
新聞、小説、週刊誌、伝記に、怪談……ありとあらゆる『読書』が嫌いなのだ。漫画だけは好んで読むことが救いと言えば救いなのだろうが。
「二度寝なんかしたら、せっかく起きたのにもったいない」
3は論外。階段が彼の意見に同意するかのように一際大きな軋みをあげる。
未来のために
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